神田一明・日勝展を、退院した母とともに観る

道立旭川美術館で
3月13日まで開催中の
「神田一明・日勝展」を見てきました。


約2ヶ月半入院していた
母の退院の日の手伝いに…

と週末旭川行きを
決めていたのですが

そのタイミングで偶然
ネットで見かけたこの記事が
「観に行きたい」というきっかけになりました。


旭川在住の
神田一明さんという画家は

私にとって
小学校.中学校時代の
同級生のお父様で大学の先生、

絵を描く叔母が出品している公募展で
よくその作品を拝見(その公募展の会員でいらっしゃる)する方

という存在でした。


すごくモダンで
しんとした色彩の室内風景の作品が
とても印象的で

いつも他の方の作品とは
一線を画した空気感というか、
独特のものを感じていました。

一方、神田日勝さんは
独学で学び才能がありながら
志半ばで夭折してしまった
農村画家……

として、有名な画家であり

ベニヤ板に描かれた未完の馬の絵が、
とても印象に残っている

どちらかと言うと、
土色のイメージがある方…


朝ドラ「なつぞら」で
ヒロインの同級生の
農業の傍ら絵を描き続ける
「天陽くん」のモデルとなったことで

さらに有名になった
神田日勝という画家と

私にとって
どちらかと言うと近しい感覚でいた
神田一明という画家が


兄弟、と言うことを
この展覧会で初めて知った……


今まで点と点でしか
知り得なかったことが

線となり輪郭を持って

一枚一枚の絵を
しっかりと見つめる

そんなふうに
作品と向き合うことができました。


2人のの画家の

変化変遷と

見つめ続けたもの

そして2人の絆

そのどれもを
私たちに伝えてくれる

すばらしい展示でした




私がこの展示を見に行く予定だと知った母に

自分も行きたいと言われ

最初は
美術館備え付けの車椅子を借りて
一緒に回ればいいか
と思いましたが


借りたばかりのシルバーカーが目に入って

あ、これを使えばいいんだと思い立ち

シルバーカーを折りたたんで
車の後部座席に積んで
一緒に出かけました。



車椅子に座っての美術鑑賞は

視線が低くなってしまうのが難点と
いつも感じている私。

出来れば立った高さの目線で
見られるといいのにと 
いつも思っているので

シルバーカーを持って出かけられるのは
本当によかったです。

車から美術館の建物までも
シルバーカーを押しながら移動。

母一人で好きなように見て回れ、

キャプションには近づいて読むことができ、

休みたい時には
ブレーキをかけて腰掛けて。

使いこなしていました😊



そんなふうにして
外出して、
好きなように動けて、
見ることができる。

その体験が
とっても自信になったみたいでした。




Mille Co Co

家づくり・住まいづくりのコンシェルジュ 〜オーガナイズ(片付け)&ストレージ(収納)の相談から、家づくりのトータルサポートまで〜

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